- 教材を何冊も買ったのに、最後まで実践したものがない
- 「今度こそ」と思って講座に申し込んでも、途中で止まってしまう
- どの教材が本当に役立つのか、見分け方が分からない
- 高額な講座を勧められて、申し込むべきか迷っている
工業高校を卒業し、会社を早期退職したあとのフリーター時代。
会社に頼らず自分で収入を作りたいと思い、夜勤明けにコンビニの駐車場で副業を検索していました。
可能性を感じれば教材を買い、とりあえず始める。
しかし、少し難しく感じると、もっと簡単そうな方法が気になってしまう。そしてまた、新しい教材を探す。
教材を買うたびに知識は増えました。
それなのに、一つの教材を最後まで使い切り、何かを完成させた経験はほとんど増えませんでした。
今振り返ると、問題は教材の良し悪しだけではありませんでした。
自分が今どこで止まっているのかを決めないまま、「これを買えば変われるかもしれない」という期待で選んでいたことです。
この記事の結論副業の教材や講座は、「今どこで止まっているか」を先に決め、その一か所を解決するものを選ぶのが基本です。結果を約束する表現、中身や返金条件が分からない商品は避け、買ったあとは一つを完成させるまで使い切りましょう。
- 教材を買っても結果が出ない3つの理由
- 教材や講座を買う前に決める3つのこと
- 買う前の見極めチェックリスト10項目
- 注意したい販売の表現
- 高額な講座を検討するときの確認事項
- 買ったあとに元を取る使い方
副業の教材を買っても結果が出ない3つの理由
1.目的が決まらないまま買っている
「稼げそうだから」「評判が良いから」という理由で買うと、自分に必要な内容なのか判断できません。
今の自分がどこで止まっているのかが分からなければ、どの教材も「少し役立つけれど、決め手にならない」ものになります。
2.学ぶことで満足してしまう
教材を読み、動画を見ている間は、前へ進んでいる感覚があります。
しかし、収入につながるのは、作る、公開する、提案する、販売するといった実践です。
学んだ量ではなく、何を完成させたかで進み具合を確認する必要があります。
3.自分の段階に合っていない
まだ何も始めていない人が上級者向けの講座を買ったり、すでに実践している人が入門書を買い続けたりすると、内容と今の課題がずれます。
良い教材でも、自分の段階に合わなければ使いこなせません。
教材や講座を買う前に決める3つのこと
- 今の課題:何が分からず、どこで手が止まっているのかを一文で書きます。
- 使える時間と予算:一週間に何時間使え、生活に影響しない範囲でいくらまで使えるかを決めます。
- 買ったあとに完成させるもの:教材を使って、何を一つ完成させるかを先に決めます。
完成させるものが決まっていると、教材の中で必要な部分と、今は読まなくてよい部分を分けられます。
その結果、教材を最後まで使い切りやすくなります。
副業の教材・講座を見極めるチェックリスト10項目
購入を検討するときは、販売ページや無料の発信を見ながら、次の10項目を確認してください。
- 販売者が、その分野を実際に経験していることが分かる
- 誰向けの教材か、対象者がはっきり書かれている
- 向いていない人についても書かれている
- 何が含まれるか、内容やカリキュラムが具体的に分かる
- 購入後に何ができるようになるかが、現実的に書かれている
- サポートの有無と範囲、期間が分かる
- 価格と、購入後に必要な追加費用が分かる
- 返金や解約の条件が、購入前に確認できる
- 特定商取引法に基づく表記がある
- 販売者の無料の発信を見て、説明の分かりやすさや考え方に納得できる
特に最後の項目は大切です。
販売者のブログ、YouTube、SNSなどの無料の発信を見ると、説明の分かりやすさや、自分と考え方が合うかどうかを、買う前に確かめられます。
注意したい販売の表現
次のような表現が中心になっている教材や講座は、慎重に判断してください。
- 結果を約束する表現「誰でも必ず稼げる」「確実に月〇万円」など、結果を保証する言い方。
- 作業を軽く見せる表現「スマホだけで放置」「1日5分で自動収入」など、必要な作業を省いた言い方。
- 根拠のない焦らせ方「今日だけ」「残り1名」が毎回続くなど、判断する時間を与えない言い方。
- 中身が分からない案内内容を明かさず、「詳しくは個別に」と高額な申し込みだけを急がせる案内。
結果を約束するより、何を学び、何ができるようになるかを
具体的に説明している教材を選びましょう。
教材・講座の形式ごとの特徴
| 形式 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 本・有料記事 | 全体像や考え方を、安く知りたい人 | 質問できないため、分からない部分は自分で調べる必要がある |
| 動画講座 | 手順や画面操作を見ながら学びたい人 | 見るだけで終わりやすい。視聴後に何を作るかを決めておく |
| 個別サポート | 自分の状況に合わせた判断がほしい人 | 価格が高くなりやすい。サポート範囲と期間を必ず確認する |
| コミュニティ | 仲間と一緒に続けたい人 | 交流だけで満足しないよう、自分の実践の時間を確保する |
最初から高額な講座を選ぶ必要はありません。
本や有料記事で全体像をつかみ、自分でどこまで進めるかを試してから、一人では越えられない部分に絞って講座やサポートを検討する方法もあります。
高額な講座を検討するときの確認事項
数十万円の講座やコンサルティングを検討するときは、申し込む前に、個別相談などで次のことを確認してください。
申し込む前に確認したい質問
1.今の私の状況で、この講座で何ができるようになりますか?
2.私のような状況の人には、向いていない場合もありますか?
3.サポートの内容、回数、期間を教えてください。
4.講座の価格以外に、必要になる費用はありますか?
5.返金や解約の条件を、書面で確認できますか?
これらの質問に具体的に答えてもらえない場合や、その場での即決を強く求められる場合は、一度持ち帰って考えてください。
また、借金やカードの分割払いを使ってでも今すぐ申し込むよう勧められた場合は、特に慎重に判断してください。生活に影響する金額を使う必要はありません。
インターネットで申し込む教材や講座の多くは通信販売にあたり、訪問販売のようなクーリング・オフ制度はありません。返品や返金ができるかどうかは、販売者が定めた条件によるため、購入前に必ず確認してください。
購入後にトラブルになった場合は、消費者ホットライン「188(いやや)」で、お近くの消費生活センターに相談できます。
買ったあとに教材の元を取る使い方
1.一つの成果物を完成させることを目標にする
教材を全部読み終えることではなく、教材を使って何か一つを完成させることを目標にします。
記事を1本公開する、小さな商品を1つ作る、提案を1件送るなど、形に残るものを決めます。
2.期間と行動量を決める
「そのうちやる」ではなく、「3週間で5記事を公開する」のように、期間と行動量をセットで決めます。
3.分からない部分だけ、深く学ぶ
最初から最後まで順番に学ぶより、実践して分からなかった部分を重点的に読み返す方が、身につきやすくなります。
4.次の教材は、一つ完成させてから考える
今の教材で一つ完成させる前に、新しい教材を買わないと決めます。
一つ完成させると、次に本当に必要な学びが分かります。
使って何かを完成させたときに生まれます。
教材・講座選びでやりがちな7つの失敗
- 話題になっているから買う:今の自分の課題に合うかを確認していません。
- 前の教材を終える前に次を買う:知識は増えても、完成するものが増えません。
- 結果を約束する言葉を信じる:必要な作業や条件が見えなくなります。
- 返金条件を確認せずに申し込む:合わなかったときに困ります。
- サポート範囲を確認しない:質問できると思っていたのに対応外、というずれが起きます。
- その場の勢いで高額講座に申し込む:一度持ち帰って考える時間を取りましょう。
- 学ぶだけで実践しない:学んだことを使って何かを完成させる時間を確保します。
副業の教材・講座選びに関するよくある質問
無料の情報だけで副業を始めることはできますか?
始めることはできます。無料の情報で全体像をつかみ、自分でどこまで進めるかを試してみてください。一人では越えられない部分が明確になってから、その部分に絞って教材や講座を検討すると、無駄な出費を減らせます。
高い講座ほど効果がありますか?
価格の高さと効果は必ずしも比例しません。個別サポートなど、価格が高い理由が明確で、自分の課題に合っているかを確認してください。自分の段階に合わない高額講座は、使いこなせないこともあります。
良い教材かどうかは、何で判断すればいいですか?
対象者、内容、購入後にできるようになること、サポート範囲、返金条件が具体的に書かれているかを確認します。販売者の無料の発信を見て、説明が分かりやすいか、考え方に納得できるかも判断材料になります。
すでに買った教材を最後まで使えていません。どうすればいいですか?
新しい教材を買う前に、今ある教材の中から、今の課題に一番近いものを一つ選んでください。そのうえで、その教材を使って完成させるものと期間を決め、必要な部分だけを使って進めます。
講座の勧誘を断りにくいときはどうすればいいですか?
その場で決めず、「一度持ち帰って考えます」と伝えて構いません。内容、価格、返金条件を書面で確認してから判断してください。即決を強く求められる場合は、慎重になった方が安全です。
購入した講座でトラブルになったらどこに相談できますか?
消費者ホットライン「188」に電話すると、お近くの消費生活センターなどの相談窓口につながります。契約内容や販売ページ、やり取りの記録を残しておくと相談しやすくなります。
まとめ|教材は「今の課題を一つ解決するため」に選ぶ
副業の教材や講座は、買えば変われるものではありません。
今の自分がどこで止まっているのかを決め、その一か所を越えるための道具として選び、使い切ることで初めて価値が生まれます。
- 今の課題、使える時間と予算を決める
- 教材を使って完成させるものを決める
- チェックリストで内容と条件を確認する
- 高額な場合は、質問して書面で確認してから判断する
- 一つ完成させるまで使い切ってから、次を考える
まずは、手元にある教材の中から一つだけ選び、それを使って完成させるものを決めてみてください。
新しい教材を探す前に、今ある一冊を使い切ることが、遠回りを減らす一番の近道です。
今ある一つで、何か一つを完成させる。
それが、副業迷子から抜け出す第一歩です。
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