- 購入者に感想をお願いしても、ほとんど返ってこない
- 返ってきた感想が「よかったです」の一言だけ
- 集めた感想を、販売ページのどこにどう載せればいいか分からない
- 感想をお願いすること自体が、押しつけがましく感じる
自分の商品を販売すると、購入を迷っている人に「実際に使った人はどうだったのか」を伝えたくなります。
そこで役立つのが、購入者から届く感想、いわゆるお客様の声です。
僕も、商品を届けた人から「分かりやすかった」「次にやることが決まった」と言ってもらえたとき、自分の経験が誰かの役に立ったと実感しました。
同時に、その言葉は、これから購入を考える人にとっても大切な判断材料になると感じています。
ただし、お客様の声はたくさん集めればいいわけではありません。
一言だけの感想や、良いことしか書かれていない声は、かえって信頼を下げることもあります。
この記事の結論信頼につながるお客様の声は、「購入前の状態→迷ったこと→使って変わったこと→どんな人に向いているか」が具体的に分かる声です。質問を決めて依頼し、本人の同意を得て、編集しすぎずに載せましょう。
- お客様の声が信頼につながる理由
- 信頼される声と逆効果な声の違い
- 感想を依頼するタイミングと5ステップ
- そのまま使える質問テンプレート
- 販売ページへの載せ方
- ステマ規制など、注意したいルール
お客様の声が信頼につながる3つの理由
1.販売者以外の視点が加わる
販売ページに書かれていることは、どうしても販売者の視点になります。
実際に商品を使った人の言葉は、読者にとって別の角度からの判断材料になります。
2.購入後の姿を具体的に想像できる
「この商品を使うと〇〇できるようになります」という説明より、「〇〇で止まっていたけれど、〇〇ができた」という購入者の言葉の方が、使ったあとの姿を想像しやすくなります。
3.自分に近い人が使っているか分かる
読者は、自分と似た状況の人が商品を使ってどうなったかを知りたいと考えています。
購入前の状況が書かれた声は、「自分にも合いそうか」を判断する材料になります。
信頼される声と逆効果になる声の違い
信頼される声には、次の要素が含まれています。
- 購入前の状態:何に困っていたのか
- 迷っていたこと:購入前に何が不安だったのか
- 使って変わったこと:何ができるようになったのか
- 向いている人:どんな人におすすめできるか
反対に、次のような声は、読者に不信感を与えることがあります。
- すべての声が同じような言い回しになっている
- 良いことしか書かれていない
- 一部の大きな成果だけが強調されている
- 誰が書いたのか、まったく分からない
お客様の声を集める前に決める4つのこと
- 何のために使うか:販売ページ、ローンチの投稿、商品の改善など、使う目的を決めます。
- どこに載せるか:販売ページ、ブログ、SNSなど、掲載する場所を決めます。
- 名前をどう出すか:実名、ニックネーム、イニシャル、匿名などの選択肢を用意します。
- 掲載の同意をどう取るか:載せてよいか、どの範囲まで載せてよいかを事前に確認します。
特に掲載の同意は、感想をもらったあとではなく、依頼する時点で伝えておくと、相手も安心して回答できます。
お客様の声を集める5ステップ
依頼するタイミングを決める
購入直後は、まだ商品を使っていないため、具体的な感想は書けません。
商品を実践して、何かしらの変化を感じ始めた頃に依頼するのが基本です。
- PDFやnoteなら、読み終えて実践し始めた頃
- 動画講座なら、最初の単元を終えた頃
- 個別サポートなら、一つの成果物が完成した頃
答えやすい質問を決める
「感想をお願いします」だけでは、何を書けばいいか分からず、一言の感想になりがちです。
購入前の状態、迷ったこと、変わったことなど、答える順番が分かる質問を用意します。
回答しやすい方法を用意する
アンケートフォーム、LINE、メールなど、相手が普段使っている方法で回答できるようにします。
質問は多すぎないようにし、3分から5分ほどで答えられる量に絞ります。
掲載の同意と表記を確認する
掲載してよいか、名前をどう表記するか、写真やアイコンを載せてよいかを確認します。
「掲載はしない」を選べるようにしておくと、正直な感想も集まりやすくなります。
お礼を伝え、改善にも活かす
感想をもらったら、必ずお礼を伝えます。
届いた声は販売ページに載せるだけでなく、分かりにくかった部分や要望を商品の改善にも使ってください。
そのまま使える感想依頼の質問テンプレート
感想依頼の質問例
1.購入する前は、どのようなことで悩んでいましたか?
2.購入する前に、迷ったことや不安だったことはありましたか?
3.最終的に購入を決めた理由は何でしたか?
4.実践してみて、何ができるようになりましたか?(小さなことでも大丈夫です)
5.どのような人におすすめしたいと思いますか?
6.分かりにくかった部分や、改善してほしい点があれば教えてください。
7.掲載について:お名前の表記(実名/ニックネーム/イニシャル/匿名/掲載しない)
質問6の「改善してほしい点」は、販売ページには載せない前提で聞くと、正直な意見をもらいやすくなります。
質問2と3の答えは、これから購入を考える人の不安に直接答える言葉として、特に役立ちます。
依頼文の例
〇〇をご購入いただき、ありがとうございます。
実践を始めてみて、いかがでしょうか。
今後、同じことで悩んでいる方の参考にさせていただきたく、よろしければ5分ほどで答えられるアンケートにご協力いただけませんか。
いただいた感想は、掲載してよいかと、お名前の表記を選んでいただけます。もちろん、掲載しない選択もできます。
【アンケートのリンク】
お客様の声の載せ方|販売ページのどこに置くか
1.読者の不安が出る場所の近くに置く
お客様の声は、まとめて一か所に並べるより、読者が不安を感じやすい場所の近くに置くと効果的です。
| 販売ページの場所 | 載せる声 |
|---|---|
| 対象者の説明の近く | 読者と似た状況だった購入者の声 |
| 購入後の変化の近く | 実践して何ができるようになったかが分かる声 |
| 価格の近く | 購入を迷った理由と、決めた理由が書かれた声 |
| よくある質問の近く | 初心者でもできたか、時間はかかったかが分かる声 |
2.購入前の状況が分かる情報を添える
名前だけでなく、「会社員・副業歴半年」「発信を始めて3か月」など、購入前の状況が分かる情報を添えると、読者は自分と比べやすくなります。
ただし、本人が掲載に同意した範囲の情報だけを載せてください。
3.編集しすぎない
誤字や読みにくい部分を整えるのは構いません。
しかし、言い回しを大きく変えたり、都合の良い部分だけを切り取ったりすると、本人の言葉ではなくなります。意味を変える編集はしないことが大切です。
4.良い声だけに偏らせない
「思っていたより作業に時間がかかった」「〇〇の部分は難しかった」といった声も、読者にとっては大切な判断材料です。
すべての声が良いことしか言っていないと、かえって作られた声のように見えてしまいます。
お客様の声で注意したいルール
- 実際の購入者の声だけを載せる。自分で作った声や、架空の人物の声は載せない
- 特典や割引と引き換えにSNSやレビューへの投稿をお願いする場合は、依頼による投稿であることが分かるようにしてもらう
- 一部の大きな成果だけを載せて、誰でも同じ結果になるように見せない
- 本人が同意していない名前、写真、個人を特定できる情報は載せない
2023年10月1日から、広告であることを隠した宣伝、いわゆるステルスマーケティングが景品表示法の規制対象になりました。
事業者が依頼したり、見返りを渡したりして書いてもらった投稿を、第三者の自発的な感想のように見せることは問題になります。
感想の投稿を依頼するときは、「#PR」などの表示で依頼によるものだと分かる形にしてもらってください。
また、「個人の感想です」と書き添えても、内容が誤解を招くものであれば問題になる場合があります。
詳しいルールは、消費者庁などの公式情報を確認してください。
お客様の声が集まらないときの見直し方
| 状態 | 考えられる原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 依頼しても返ってこない | 質問が多い、答え方が分からない | 質問を絞り、回答の順番が分かる形にする |
| 一言の感想しか来ない | 「感想をください」だけで依頼している | 購入前の状態や変化を聞く質問に変える |
| まだ成果が出ていない人が多い | 依頼のタイミングが早い | 実践途中の気づきや、分かりやすさについて聞く |
| 掲載を断られることが多い | 名前が出ることへの不安 | 匿名やイニシャルなど、表記を選べるようにする |
大きな成果が出るまで待つ必要はありません。
「説明が分かりやすかった」「次にやることが決まった」といった実践途中の声も、これから購入を考える人には十分な判断材料になります。
お客様の声でやりがちな7つの失敗
- 購入直後に依頼する:まだ使っていないため、具体的な感想が書けません。
- 「感想をください」だけで依頼する:何を書けばいいか分からず、一言の感想になります。
- 掲載の同意を取らない:相手との信頼関係を損ない、トラブルの原因になります。
- 良い声だけを選んで載せる:作られた声のように見え、かえって信頼を下げます。
- 言い回しを大きく書き換える:本人の言葉ではなくなり、誤解を招きます。
- 大きな成果だけを強調する:誰でも同じ結果になるように見え、購入後の認識違いにつながります。
- 集めた声を改善に使わない:届いた要望や分かりにくい点は、商品を良くする材料です。
お客様の声に関するよくある質問
まだ購入者が少ない場合はどうすればいいですか?
一人か二人の声でも、具体的な内容なら十分に判断材料になります。最初の商品をモニターとして少人数に提供し、感想をもらう方法もあります。その場合は、モニター価格で提供したことなど、条件も正直に伝えてください。
お客様の声は匿名でも効果がありますか?
匿名でも、購入前の状況や変化が具体的に書かれていれば、判断材料になります。名前より、読者が自分と比べられる情報が入っているかが大切です。
感想をお願いするのは失礼になりませんか?
丁寧にお願いし、断ってもよいことや掲載しない選択肢も伝えれば、失礼にはなりません。感想は、商品を良くするためにも役立つことを伝えると、協力してもらいやすくなります。
特典を付けて感想をお願いしてもいいですか?
アンケートへの回答にお礼を用意すること自体は問題ありません。ただし、特典と引き換えにSNSやレビューサイトへの投稿を依頼する場合は、依頼による投稿であることが分かるようにしてもらう必要があります。
否定的な感想は載せない方がいいですか?
すべてを載せる必要はありませんが、「難しかった点」や「時間がかかった点」が分かる声は、読者の判断に役立ちます。良い声だけに偏らせない方が、全体として信頼されやすくなります。
お客様の声がないと商品は売れませんか?
お客様の声がなくても販売はできます。その場合は、自分の経験、失敗から改善した過程、商品を作った理由を具体的に伝えてください。声が集まり始めたら、少しずつ追加していきます。
まとめ|お客様の声は、次に悩む人への判断材料
お客様の声は、商品を良く見せるための飾りではありません。
同じ悩みを抱えている次の人が、自分に合う商品かどうかを判断するための材料です。
- 実践して変化を感じ始めた頃に依頼する
- 購入前の状態と変化が分かる質問を用意する
- 答えやすい方法と、掲載の選択肢を用意する
- 不安が出る場所の近くに、編集しすぎずに載せる
- 届いた声を、商品の改善にも活かす
まずは、これまでに商品を届けた人へ、質問テンプレートを使って感想をお願いしてみてください。
一人の具体的な声が、次に購入を迷う人の背中を、無理なく押してくれます。
次に悩む人が判断できる声を集める。
それが、信頼を積み上げる販売につながります。
信頼が積み上がる販売の仕組みを作りたい人へ
商品を届けた人の声を、次の販売や改善に活かしたい。
発信から商品、購入後までを一本の流れとして整理したい。
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