- 相談の最後に商品を案内すると、売り込みっぽくなりそう
- 当日、何をどの順番で話せばいいか分からない
- 断られるのが怖くて、相談の募集自体をためらっている
- 相談はしているのに、申込につながらない
自分の商品やサポートを販売するとき、個別相談を取り入れる人は多いと思います。
特に、価格が高い商品や、一人ひとりの状況によって進め方が変わるサポートでは、販売ページだけでは判断しにくいからです。
ただ、個別相談と聞くと、「最後に強く勧められるのではないか」と身構える人もいます。
相談する側だけでなく、相談を受ける側も「売り込みだと思われたくない」と感じて、うまく提案できないことがあります。
僕自身も、読者の話を直接聞く中で、自分の想像だけでは分からなかった悩みを知ることができました。
そこで感じたのは、個別相談は商品を売るための時間ではなく、相手が自分の状況を整理し、次の一歩を決めるための時間だということです。
この記事の結論売り込まずに成約につながる個別相談は、「現状を聞く→理想を聞く→止まっている原因を一緒に整理する→今日からできることを渡す→必要な人にだけ選択肢として提案する」の順番で進みます。相談だけでも価値がある時間にすることが、結果的に信頼と成約につながります。
- 高額商品やサポート型商品で個別相談を挟む理由
- 個別相談が売り込みに感じられる原因
- 相談前に準備しておくこと
- 当日の流れ7ステップと質問例
- 売り込まない提案の伝え方
- 断られたとき・申込が来ないときの見直し方
個別相談とは?販売ページとの違い
個別相談とは、商品やサービスを検討している人と一対一で話し、その人の状況に合う進め方を一緒に整理する場です。
オンライン通話、チャット、対面など形式はさまざまですが、役割は同じです。
販売ページは、多くの人へ同じ情報を届けます。
一方、個別相談では、相手の今の状況、使える時間、これまで試したこと、不安に感じていることを聞いたうえで話せます。
| 比較項目 | 販売ページ | 個別相談 |
|---|---|---|
| 伝え方 | 多くの人へ同じ情報を届ける | 一人の状況に合わせて話す |
| 向いている商品 | 内容が分かりやすく、低〜中価格の商品 | 高額商品、個別サポート、継続支援 |
| 分かること | 商品の内容と対象者 | その人に合うか、何から始めるべきか |
| 注意点 | 読者ごとの疑問にはその場で答えられない | 一人あたりの時間がかかる |
どちらが優れているということではありません。
商品の価格や内容に合わせて、販売ページだけで判断してもらうのか、相談を挟むのかを選びます。
高額商品で個別相談を挟む3つの理由
1.判断に必要な情報が、人によって違うから
同じ商品でも、使える時間、これまでの経験、目指している状態は人によって違います。
販売ページにすべての人の状況を書くことはできません。相談では、その人にとって必要な情報だけを伝えられます。
2.合わない人の購入を防げるから
価格が高い商品ほど、合わない人が購入したときの負担も大きくなります。
相談で状況を聞けば、「今のあなたには、この商品より先にやることがあります」と伝えることもできます。
合わない人に売らないことは、売り手の信頼を守ることにもつながります。
3.購入後のサポートに必要な情報がそろうから
相談で聞いた現状や目標は、購入後のサポートでもそのまま使えます。
どこから始め、どこでつまずきやすいのかを最初から把握できるため、購入者が実践を始めやすくなります。
個別相談が「売り込み」に感じられる5つの原因
- 相談の目的が事前に伝わっていない:何を話す時間なのか分からないまま参加すると、最後の案内が不意打ちに感じられます。
- 話す時間の大半が商品説明になっている:相手の状況を聞く前に商品の話をすると、自分のことを分かってもらえていないと感じます。
- 相談だけで得られるものがない:商品を買わなければ何も持ち帰れない時間だと、相談そのものが営業だと受け取られます。
- その場で決断を迫る:「今日決めた人だけ」のような即決の要求は、強い警戒につながります。
- 断りにくい雰囲気がある:断ってもよいと伝えていないと、相手は気まずさから本音を話せなくなります。
相手の状況を聞く前に売ろうとすることです。
個別相談の前に準備しておく4つのこと
1.事前アンケートで状況を聞いておく
当日いきなり質問を始めるより、申込時に簡単なアンケートへ答えてもらうと、限られた時間を有効に使えます。
- 現在の状況(何に取り組んでいるか)
- 一番困っていること
- これまでに試したこと
- 相談で解決したいこと
- 使える時間の目安
2.相談の目的と時間を明記する
募集ページや申込後の案内で、「何を話す時間なのか」「どのくらいの時間か」「商品の案内があるかどうか」を伝えておきます。
案内文の例
この相談では、今の状況をお聞きしたうえで、次に取り組むことを一緒に整理します。時間は約45分です。ご希望の方には、最後に個別サポートの内容もご案内しますが、無理にお勧めすることはありません。
商品の案内があることを先に伝えておくと、相手は心の準備ができ、当日の提案が不意打ちになりません。
3.提案する商品の対象者と対象外を決めておく
どんな状況の人に商品を勧め、どんな人には勧めないのかを、相談の前に決めておきます。
基準がないと、相手を目の前にして「とりあえず勧める」状態になりやすくなります。
4.断ってもよいと伝える準備をする
相談の冒頭で「合わなければ断っていただいて大丈夫です」と伝えるつもりでいると、自分自身も売ることに固執せずに話せます。
売り込まない個別相談の流れ7ステップ
目的と時間を確認する
最初に、今日の相談で何を話すのか、何時までかを確認します。
「最後に、ご希望があればサポートの案内もしますが、合わなければ断っていただいて大丈夫です」と先に伝えておきます。
現状を聞く
今どんなことに取り組んでいて、何に困っているのかを聞きます。
事前アンケートの内容を確認しながら、具体的な場面まで掘り下げます。
この段階では、アドバイスを急がず、相手が話し切れるまで聞くことを優先します。
理想の状態を聞く
いつまでに、どのような状態になりたいのかを聞きます。
金額だけでなく、働き方や生活の変化まで聞くと、相手が本当に大切にしていることが見えてきます。
止まっている原因を一緒に整理する
現状と理想の間で、何が妨げになっているのかを一緒に整理します。
こちらが決めつけるのではなく、「もしかすると、ここで止まっていませんか」と確認しながら進めます。
相手が自分で原因に気づけると、相談の満足度は大きく変わります。
今日からできることを渡す
商品を案内する前に、相談だけで持ち帰れる具体的な行動を一つ伝えます。
相談だけで終わっても価値があった時間にすることが、売り込まない相談の土台です。
必要な人にだけ、選択肢として提案する
一人で進められそうな人には、そのまま進める方法を伝えます。
一人では難しい部分があり、商品がその解決に役立つ場合にだけ、選択肢の一つとして案内します。
商品の内容、期間、価格、サポート範囲、向いていない人まで、隠さずに伝えてください。
次の行動を決めて終える
申し込むかどうかにかかわらず、相手が次に何をするのかを確認して終えます。
その場で決められない場合は、考える時間を取ってもらって構いません。
個別相談で使える質問例
質問は、相手に答えを押し付けるためではなく、相手が自分の状況を言葉にできるように使います。
| 段階 | 質問例 |
|---|---|
| 現状 | 今、一番時間を使っているのはどの作業ですか? 最近いちばん困った場面を教えてもらえますか? |
| これまで | これまでに試した方法で、うまくいかなかったものはありますか? それは、どこで止まってしまいましたか? |
| 理想 | 半年後、どのような状態になっていたら嬉しいですか? それが実現したら、生活や働き方の何が変わりますか? |
| 原因 | 理想に近づくために、今いちばん足りないと感じるものは何ですか? 時間、やり方、判断基準のうち、どれが一番の壁になっていそうですか? |
| 次の行動 | 今日の話を聞いて、まず一つやるとしたら何から始めますか? |
売り込まない提案の伝え方
提案の場面では、「買ってください」ではなく、「こういう選択肢もあります」と伝えます。
相手が自分で選べる状態を作ることが大切です。
提案の例文
ここまでのお話だと、次にやることは〇〇です。一人で進める場合は、今日お伝えした手順から始めてみてください。
もし、〇〇の判断に自信がない、途中で相談できる相手がほしいという場合は、個別サポートという選択肢もあります。内容は〇〇、期間は〇か月、価格は〇円です。〇〇な方には向いていないので、その場合は無理にお勧めしません。
断られたとき・迷っているときの対応
相談のあとに「今回は見送ります」と言われることは、失敗ではありません。
その人にとって今は必要なかった、あるいは別の方法が合っていたということです。
- その場で理由を問い詰めない
- 「今決めないと損をする」と迫らない
- 根拠のない期限や特典で決断を急がせない
- 迷っている人には、考える時間を取ってもらう
- フォローの連絡は、事前に伝えた範囲で一度にとどめる
断った人が、あとから発信を見続け、必要になったタイミングで戻ってくることもあります。
気持ちよく断れた相談は、次の信頼につながります。
個別相談の申込が来ないときの見直し方
| 状態 | 考えられる原因 | 見直す場所 |
|---|---|---|
| 案内が見られていない | 相談の存在が知られていない | 配信や発信の中で案内する場所と回数 |
| 見られているが申し込まれない | 何を得られる相談か伝わっていない | 相談で整理できること、対象者、時間 |
| 売り込みを警戒されている | 相談の目的や商品案内の有無が不明 | 案内文、断ってよいことの明記 |
| 申込はあるが対象外の人が多い | 対象者が広すぎる | 相談を受ける条件、事前アンケート |
個別相談でやりがちな7つの失敗
- 相手より自分が多く話す:現状を聞き切る前に説明を始めると、的外れな提案になります。
- 最初から商品を案内する:状況を聞く前の提案は、ただの営業に感じられます。
- 誰にでも商品を勧める:合わない人の購入は、購入後の不満と信頼の低下につながります。
- 相談で何も持ち帰れない:相談だけでも価値がある時間にしないと、次の申込も減ります。
- 即決を迫る:その場の決断を求めるほど、相手は本音を話せなくなります。
- 価格やサポート範囲をあいまいにする:購入後に「思っていたのと違う」と感じる原因になります。
- 相談の内容を振り返らない:よく出る悩みや質問は、発信や商品を改善する材料になります。
相談の中で口頭だけで説明するのではなく、商品の内容、価格、支払方法、提供期間、返金や解約の条件を、申込ページやメールなど後から確認できる形でも伝えてください。有料商品を販売する場合は、特定商取引法に基づく表記も必要です。
個別相談の進め方に関するよくある質問
個別相談は無料と有料のどちらがいいですか?
どちらでも構いません。商品を検討するための相談なら無料にすることが多く、相談そのものが一つのサービスなら有料にする方法もあります。大切なのは、相談で何を得られるのか、商品の案内があるかどうかを事前に伝えることです。
個別相談の時間はどのくらいが目安ですか?
30分から60分程度で行う人が多いです。現状、理想、原因を聞き、今日からできることを伝えるには、ある程度の時間が必要です。長すぎると相手の負担になるため、最初に終了時間を伝えておきます。
話すのが苦手でも個別相談はできますか?
できます。個別相談では、上手に話すことより、相手の話を聞くことの方が大切です。事前アンケートと質問の流れを用意しておけば、話す内容に迷いにくくなります。
相談の最後に商品を案内するのは失礼ですか?
事前に案内があることを伝え、相手に合う場合にだけ選択肢として提案するなら失礼ではありません。むしろ、解決に役立つ方法を知っているのに伝えない方が、相手の選択肢を狭めることもあります。
断られた人にフォローの連絡をしてもいいですか?
事前に伝えた範囲で一度連絡するのは問題ありません。ただし、何度も連絡したり、決断を急がせたりすると信頼を失います。相手が必要になったときに戻ってこられるよう、発信を続けることの方が大切です。
個別相談の数が増えて対応しきれなくなったらどうすればいいですか?
相談で何度も説明している内容を、動画や記事、事前に読んでもらう資料にまとめます。そのうえで、相談を受ける条件を決めたり、事前アンケートで対象者を絞ったりすると、一人ひとりとの相談の質を保てます。
まとめ|個別相談は、売る場ではなく一緒に判断する場
個別相談は、商品を売り込むための時間ではありません。
相手の状況を聞き、止まっている原因を一緒に整理し、次の一歩を決めるための時間です。
- 目的と時間を確認する
- 現状を聞く
- 理想の状態を聞く
- 止まっている原因を一緒に整理する
- 今日からできることを渡す
- 必要な人にだけ、選択肢として提案する
- 次の行動を決めて終える
相談だけで終わった人にも、「話してよかった」と感じてもらえる時間にする。
その積み重ねが、発信への信頼になり、本当に必要な人からの申込につながっていきます。
そのために、まず相手の話を最後まで聞くことから始めてください。
信頼でつながる販売導線を作りたい人へ
個別相談まで来てもらえる流れを作りたい。
発信から相談、商品までを、売り込まずにつなげたい。
そんな人へ向けて、自分の経験を「発信・商品・仕組み」に変えていく全体像を、無料ガイドにまとめています。
よかったら、下からのぞいてみてください。
無料ガイドを受け取る

